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ホーム > お知らせ一覧 >記事2024/01/24

干し柿おいしかったぁ

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年長組の子どもたちが皮をむいてくれた柿。
おいしい干し柿をつくるには「気温」と「乾燥」。
気温が低く空気が乾燥した冬の時期が適しているそうです。冬休みの間もしっかりと、寒空の下で干していた『干し柿』今年は雨も少なく、干し柿には最高の環境でした。

3学期が始まり、みんなで干し柿を食べました。柿狩りから楽しんだ子どもたち。この日を楽しみにしていました。食べる前に煮沸し、「いただきま~す!」
干し柿は、苦手な子どもも食べてみたいな、食べられるかな?と思えるよう小さく小さく1つの柿を10等分ほどに切っています。この大きさなら頑張れる子、おかわりしたい子どももいくつも食べられるのでうれしくなりますね。

見た目に手が出なかった子どもも、友達の「あま~い!」「おいしすぎる!!」の声におそるおそる口に。「おいしい」という子、「やっぱり無理~!」という子いろいろでしたが、それも経験。

みんなで柿を食べた翌日、うさぎ組の子どもが給食ではなく、干し柿を食べたがって職員室に交渉にやってきました。覚えたての『柿』という言葉、柿を指さし何度も『柿』と伝えます。「たべたいの?」の問いかけに大きくうなずき急遽柿を食べることに。かわいいエピソードですね。

そして、今日は最後の干し柿を食べることに。大好きな子は何度も担任に声をかけたり職員室にやってきます。もちろん、苦手な子は「前、ちょっと挑戦したけど…嫌いやねん」と教えてくれます。それもOK!。自分の思いを伝えられるって素敵ですね。
ある年長組の男の子。大好きな干し柿。保育室に持っていった干し柿がみんなで食べてなくなりました。まだ食べたい。そこで職員室に「まだありますか?」と聞きに来ました。「干し柿が好きすぎてまだ食べたいねん。あと3つくらい…あっ、でもお友達も食べたいと思うから3つより多い方がいい」自分だけでなく友達のことを思って交渉するところさすが年長組!勝手に足がスキップしていました。しばらくして「ほかの子も食べたいと思うから返しに来ました」と。食べきるのではなく、自分と同じような思いの友達がいるのでは?と必要な分だけをとり、返しに来てくれました。

たくさんの美味しいものがあふれる世の中ですが、小さな小さな干し柿を大事に食べる姿がうれしくなりました。
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